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沖縄だより~コーヒーノキ~

本日の名古屋は雨が降っていて、湿度はありますが過ごしやすい気温でホっとしています暑いのが苦手な私は秋ぐらいから元気になってくるのですが、仕事のテンションとしては少し落ち着いてしまいます。稲刈りが始まり冬春野菜の定植も終えたちょうどこのくらいの時期までは気を張っているという事でしょうかとは言え、今年は盛夏から暑さが長く続き、稲では高温障害、冬春野菜では高温による葉焼けや苗の徒長など、まだまだ気を抜いてはいられない状況です。ふんどしを締め直して、冬に向かっての現地研修をがんばっていきます

 

さて、機関誌THEミズホの令和5年9月号に掲載した沖縄のコーヒー農園の方から写真が届きました今年からPフォスタアミビタゴールドを使用し始め、その効果に手ごたえを感じてくれています

4月頃からMリン資材を使い始め、9月末の状況が上の写真です。使用と未使用で比較したところ、樹の姿(枝葉の持ち上がりや受光体勢)、樹勢、着果率でパッと見て分かる違いが出ているようですこの地域でのコーヒー栽培の課題は、落果と結実不良(死豆)です。特に死豆の差が顕著に出ているようで、従来の栽培の所は着果したものの4割、Mリンの方は多くて2割のようです。Pフォスタとアミビタだけですが、これだけの違いが出ていることに驚いておられました

こちらは従来の栽培方法のコーヒーノキです。拡大して見ていただくと分かると思いますが、コーヒーチェリーがたくさん着いていますが、黒くなっている死豆がとても多いです死豆はコーヒー豆が正常にできず、タネが入らないために成熟が止まっている状態です。しかもこの死豆は枝にしっかりとくっ付いていますので、なかなか自然には落ちません。死豆が多い分だけ摘果作業も増え、作業性がとても悪くなります沖縄のコーヒーは環境条件から開花がダラダラと続きますので、モモなどの硬核期に当たる時期も長く続くと考え、定期的なPフォスタ、アミビタ施用を実施してもらっています。その効果が最初に載せた着果良く、死豆の少ない写真です

まだまだコーヒーノキでの知見が少ないので、お客さんと一緒に試行錯誤しながらMリンコーヒー栽培を確立していきます

2023.10.04|ブログ,時事,果樹

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