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冬野菜栽培への道【第6話】

2014年もあと9日となりました年内のブログ更新も残す所あとわずか。栽培日記はこれが最後となります。さて今年を締めくくりとなる栽培日記はどうなるでしょうか……

カブラハバチの幼虫やアオムシにカブ・コマツナをかじられ、ハクサイも寒さでうまく生長していないことをお伝えしました()ハクサイを鉢へ植え替えした際、作物全体に追肥しました。それぞれの施肥した狙いは以下になります()

【苦土入りスーパーMリンPK】 → リン酸を効かせて光合成促進。葉が虫にかじられてしまいましたので、光合成量の増加を狙っての施肥です。また光合成促進で作物の代謝能力を上げて、健康な作物体にすることを狙いました。

【硫安】 → 作物体を作るのに必要なチッ素分の補給。MリンPKは早く効きますので、それに合わせて速効性のある硫安で補給しました。

【新ボカシ大将】 → 収穫までの長期的なチッ素補給。硫安の肥効が無くなったあとも持続的なチッ素補給を狙っています。気温が低いため少な目の施肥量です。

【サンレッド】 800倍液をカン水 → 根が弱っていたら、折角吸収しやすい形に変化しているMリンPKも吸収できません。根回りの活性と土中の微生物活性を狙います。サンレッドは2日ごとに同倍率で施肥していきます。

 

そして、追肥をした一週間後。様子を伺ってみると……

 こちらはコマツナの様子。食害を受けながらも大きく生長していますちょっと収穫時期を逃した感がありますが、葉にツヤが見られていい印象を受けます。左側の写真にまたカブラハバチがいますね()

 

 こちらはホウレンソウとカブです。ホウレンソウの葉が立っていますが、これはリン酸が効いて光合成をするぞっ()という体制になっている証拠ですね。

 

 

ホウレンソウ、カブそれぞれの拡大写真です。写真を撮った時間帯で少し葉色が黄色がかって見えますが、健康な色になっていますカブは一番手前の玉が割れているように見えます。これが青虫にかじられた部分です()

 

ところで、リン酸が効くと葉の顔色が変わります。下の写真を見てください。

 どちらもカブの葉ですが、様子が全然違いますね

右側の写真は、追肥でリン酸を効かせてから生えてきた葉で、左側はちょうどリン酸が少ない時期に伸びてきた葉です。

左側の葉はのっぺりとしていて光沢も少ないですが、右側の葉は葉色が濃いですが、テカテカしていて少し凹凸があります。どちらが元気な葉かは一目瞭然ですね()

 あとはこの調子で収穫まで育てるだけですこの冬野菜栽培は早めに終わらせ畑を休ませて、土壌のメンテナンスをする予定です。そちらの方もお楽しみに()

 

 【おまけ】

晩秋にMリンPKでリン酸を効かせた結果、そこから実をつけ、12月になっても実をつけています折角なので季節外れの味覚を楽しもうと思います()

2014.12.22|新入社員奮闘記

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