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【冬イチゴ】今年は安定している方か?

クリスマス目前です子どもたちはウキウキの時期ですが、色々と物価が上がって財布の厳しい大人たちにはハラハラの時期ですねそんなクリスマスですが、世界的に見ても大成功したマーケティングの例として挙げられるのが、日本のクリスマスですケーキを食べることやカップルで豪華なディナーなどは、クリスマスを輸入した際に商業的に付属させたものみたいですね本来の意味を軽視するというのではなく、全てにおいて楽しむという肝要な日本の精神の表れなんでしょうね

さて、クリスマスと言えばケーキと言っても過言ではないそのケーキに必要な果物と言えば、そう「イチゴ」ですイチゴは本来は春に生る作物ですが、実が生るまでに育てた苗をいったん飢餓状態にしつつ、山上げや冷蔵庫などで冷やして冬を体感させてからハウスに定植することで、春が来たと勘違いして実を生らせ始めます。イチゴにとって春と感じる状態を長く保つために、温度や湿度の管理ができるハウス内で栽培する訳ですそんなイチゴですので、本来収穫できない時期である年内から冬期は価格が高く安定します。特に年内販売のイチゴはスーパーで見かけても手が出にくい価格でドーンと鎮座していますよねそんな高値のうちにたくさん収穫するべく、生産者の皆さんは努力している訳ですが、近年は夏の猛暑により苗作りが難しく、残暑もあってイチゴ苗に春を感じさせるのが難しくなってきています。そのため、ますます年内のイチゴの価格は上がりやすいという事ですが、今年は昨年と比べたら比較的安定しているようです生産者や生産を支える関係者の努力の賜物でしょうね

さて、そんなイチゴですが管理次第で生育は大きく変わります上の写真は今年の12月5日の様子で、下の写真は昨年の11月13日の様子です。生育ステージが違うので着果などは状況が異なりますが、草丈を見て下さい。

このイチゴは大分県のベリーツという品種で、通常の栽培では草丈が伸びやすく、春先には40㎝、旺盛な圃場では50㎝にも迫るほど茂りやすい品種です。今年は定植後からしっかりとMリンPK液肥の素を効かせてもらい、コンパクトかつ根張りの良い姿に育ててくれていますので、20日ほどの日数差がありながら草丈は今年の12月の方が短いですイチゴの場合短ければ良いという訳でもなく、次々に開花・肥大させるためのちょうどいいバランスを保つことが必要です栄養生長に傾けることは比較的簡単ですが、生殖生長に傾けることは慣行的な考えでは難しいです。炭酸ガスを活用すれば可能ではありますが、炭素率を高い状態で維持しつつ生殖生長に傾けることができるのがMリン栽培の最大の強みですご興味がある方はミズホ、または代理店までお問合せ下さいね

2025.12.24|ブログ,畑作

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