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今年のトマト栽培は気温に翻弄された?!
このブログを書いている週(6/16~20)、名古屋市は猛暑に襲われていました。梅雨が明けてしまったのか・・・と錯覚するような日々でした。
「暑いのなんて毎年同じだろ!」という意見はもっともです。ただ去年も今年も1~7月でトマト栽培を行っていて、トマトの花や実を観測していることが多いためか、トマトの育ち方を見て、微妙に気候が違うのかと不思議に思って、気象庁のデータで調べてみました。まずは苗をハウス内に植え替えた2月あたりについて。
グラフの1~13日目にあるように今年2025年は昨年2024年より2月がしっかり冷え込みました。そのため、トマトの最初の花がなるまでの生育も少し遅かった気がします。一方、13~43日目の3月について、2025年は気温が少しずつ上がっていったのに対して、2024年はなかなか気温が上がらず2月よりも低い様子でした。振り返ると、2024年は梅が歴史的不作というニュースがよく流れていました。2月の気温が高く花が早く咲いてしまったけど、その花は不完全だったから、そして開花後が寒く受粉を行うハチが十分に活動できなかったから、という理由です。
そして、4月は去年に比べて気温が低かったのですが、5月末には30℃、6月には35℃を超えるような暑さが襲ってきました。そのせいか写真の上の実のようにまだ十分に熟しきれないまま、水分が奪われてシワシワになってしまった実もちらほら出てきました。
同じような育て方でも気象など自分でコントロールできないところはどうしても出てくるものですが、少しでも収量を確保するために、コントロールできる条件は揃えておこうと、思った栽培日記でした。