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寒いからこそ咲いてくれる桜で1年を振り返ろう!

ようやく暖かい季節になってきましたね。ミズホの近所にある川名公園にも何本か桜の木があります。川名公園は名古屋で桜の名所とされている鶴舞公園や名城公園等と比べると本数は少ないですが、ユキヤナギやコブシの木もあり、バラエティ豊かです。

さてこの季節がやってくると「過ごしやすいなあ。一年中このくらいの気温がうれしいな」というのが第一印象です。夏の暑すぎて汗だくで着替えるのも面倒、冬寒すぎて暖房で喉が痛くなるのも嫌だという個人的なわがままですが・・・(笑)しかし「一年中今のようなちょうどいい気温が続いてほしい」というわがままと「きれいな桜を見る」という楽しみは両立しないみたいですね。

調べてみると桜の花は①蕾が一定の寒さにさらされて「休眠打破」という形で目が覚めるスイッチが入り、②そこから2か月程度かけて一日の最高気温の合計が600℃を超えるという2段階を経て花が咲くそうです。つまり冬が全体的に暖かくなると桜は②の600℃に到達するタイミングは早いですが、①の休眠打破という目覚めがしにくくなってしまいます。暖かくなり過ぎると休眠打破すら行えず花が咲かないということに・・・。

他の植物を例に挙げるとコムギも元々は厳しい寒さにさらされてこそ、スイッチが入り沢山の穂がなる仕組みになっている植物です。多くのコムギは10月に植えられて厳しい寒さにさらされた後、翌年春以降に穂を実らせます。暖かい春の時期に植えられても草丈が伸びるだけで穂は実らないみたいです。「春よ恋」等の春に植えても穂を実らせる品種が生まれて、1年中パンやうどんが食べられるのは長年の研究による賜物と言えるでしょう。

厳しい寒さがあってこそ1年に1回きれいな花を見ることができる、そして1年を振り返るきっかけになるということをかみしめながら、散るまで桜を大事に目に焼き付けていこうと思います。

2022.04.06|ブログ,時事

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