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冬を越しながら、栄養分を与えてくれる動物
先日、冬を越して育てていたトマトの鉢を片付ける作業がありました。実を全て収穫し、トマトの根が混ざった土は再利用できるようにバクヤーゼを入れます。
さて、鉢をひっくり返してみると・・・
カエルがいました!しかも27個の鉢をひっくり返し、3分の1の9個で出てきたので、かなりの多さです。
カエルは変温動物で寒いところに行くと、身体が動かなくなってしまいます。ハウスの中、そしてその中に置いているポットの中は周りに比べて温かいので、冬はカエルにとって居心地がいいのでしょうか。
そんなカエルですが、トマト栽培にとってはありがたい存在です。
・アブラムシ等を食べてくれるから、虫害が減る。
・カエルから出る排泄物が窒素などの栄養分を含む。
現代農業2025年3月号には、ミミズの糞、尿、死骸が肥料になるという記事がありました。ずっと土の中にいるわけではないから効果は多少変わるかもしれませんが、カエルも同じような役割を果たしているものと思われます。
「バクヤーゼ」は畑の植物残渣を素早く分解してくれる資材ですが、窒素が少ないと、バクヤーゼ菌が全て窒素を吸収し、植物が吸える分の窒素がなくなります。そのため、カエルにしろミミズにしろ、住みついて窒素を撒いてくれるのは嬉しいです。
ミズホではお手頃価格の「バクヤーゼ」の他に、「窒素を混ぜるのが面倒くさい!」という方向けに予め鶏糞を「バクヤーゼ」に混ぜていて十分な窒素を補給できる「バクヤーゼK」も販売しています。春の定植前にご検討ください。