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沖縄だより~世界一のパイナップル~

暑い日が続いております外仕事の方はもちろん、内勤の方も水分・塩分を小まめに摂取して、暑さに負けないよう気を付けましょうそういう私も内勤の時、日中は冷房の部屋で事務作業をしていますが、退勤時の暑さによる温度差でやられそうになることがありますそんな時は寄り道してでも涼しい場所でヒートダウンしてから動くようにしておりますこういう時のポイントは、心を強く持ち無駄な買い物をしないようにすることですね

さて、沖縄のパイン生産者さんに向けた、勉強会を兼ねた現地研修に行ってきました沖縄の夏は最高気温33℃ほど。その頃の本州は36℃に上がっていましたので、沖縄の方が涼しく感じ、夏の避暑地に沖縄という選択肢が思い浮かびましたとは言え、日差しは本州と比べられないほどに強くて肌がジリジリと焼ける感覚がありますので、避暑地にはなりませんね

話が逸れました。沖縄は露地栽培のパイナップルの北限であり昔から栽培をされていますが、近年は生食用の大玉で高糖度の品種「ゴールドバレル」が、生産者の努力もあり脚光を浴びていますゴールドバレルは生産が難しく、他のパイナップル品種よりも栽培面積が必要になるため、増産もなかなか難しい品種になります。そのゴールドバレルの中でも、糖度や大きさ、適正価格での販売を目指して取り組んでいるグループがMリン資材を使って栽培していますそのグループのゴールドバレルは「かりゆしゴールド」というブランド名で展開しています本州では沖縄のアンテナショップや良い果物屋に置いてあるかどうかという品です。もし見つけたらすごくラッキーです7~8月にかけてのパイナップルが夏実と言われ、一番おいしいとされていますので、奮発してぜひ一度は味わってみて下さいね

そしてこちらが、パイナップル圃場です

収穫前の様子なので、パイナップルの日焼け防止として新聞紙が巻いてあります。大きなパイナップルを実らせるためには大きな株に育てる必要があります。立っている葉が腰のあたりまであるこの圃場は比較的大きな実になりそうですね葉の色が茶けているのは、沖縄特有の事情があります。それは土のpHが極端に酸性、またはアルカリ性に偏っているため、吸収できるミネラルにも偏りがあり、その影響が葉に出やすいのです。これらの問題は各生産者が自身の圃場に合わせ、ミネラル資材の葉面散布や注入等で対処していますMリン資材の場合はリーフアップM+、またはリーフアップNですね

 

こちらは栽培歴の長い別の方の圃場になります。

株が大きく立派に育っており、2㎏以上の大玉の収穫が見込めます同じ栽培期間でこのような大きな株に育てるためには、施肥内容以上に根作りを意識した栽培が必要になります。土作りと根作り、これは全ての作物に共通しているポイントです。特に土作りに関しては、地域により入手しやすい有機物が異なりますので、その土地に合わせたレシピでやっていくことが大切です沖縄の場合はそこら中に生えているカヤや雑草化したバナナなどですね

さらに、大玉でも糖度を乗せられる秘訣は、仕上げのMリン資材の葉面散布です詳細は記載できませんが、この仕上げにより2㎏以上の大玉で糖度18度以上という規格外のパイナップルが出来上がっている訳ですご本人たちも「これが世界で一番のパイナップルです」と自信を持って栽培されており、Mリン資材がその一助になれているのは嬉しい限りです活動的なグループの実績を見られ、栽培に取り組む方は年々増加しているようで、今後が楽しみなパイナップル生産者グループでした

2025.07.30|ブログ,果樹,畑作

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