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タマネギの生育促進
雨が降ったり晴れたりと、梅雨入り前の天気になってきました太平洋側気候の愛知県では、一年で最も晴れの少ない季節がこの梅雨の季節です。これから晴れ間が減っていくんだなぁということで、少々陰鬱になりますが、家庭菜園の夏秋野菜を徒長させないためにも、落ち込まずに頑張っていこうと思います
さて、R7年の冬から初春にかけて夜の温度が低く、桜の開花もそうでしたが果樹類や越冬野菜の生育が遅くなっています。そんな中、タマネギの育苗がうまく行かず、秋の定植も遅れ、生育が遅れに遅れていた所から「何とかならないか」との相談を受けました。積雪のある地域の12月末の相談だったため、動物性アミノ酸液肥の「アミビタゴールドver5」を反当5㎏で、通常は500倍ですがそれよりも濃い倍率で追肥するようお願いしました。早速施用してもらい、その後の様子を記録したのが次の写真です
①2/25の写真。散布後約60日経っています。低温期で生育も鈍いため大きな変化はまだありません。葉先の枯れた様子が痛々しいですが、散布前より明らかに葉色は上がっています。
②3/21の写真。①から約30日経過し、気温の上昇と共に再び動き出しました。畔の雑草も動き出していますが、タマネギはそれよりも濃い色で、アミビタの効果がしっかりと出ています。しかし、まだまだ周りの園地と比べても小さい状態です。
③4/4の写真。②の2週間後です。春めいてきて生育速度が上がっています。葉色も濃くなっていてブルームもしっかりついておりますが、まだまだ慣行栽培と比べて遅れている状態です。
④5/12の写真。③から約40日経過して、一気に生育ステージが進んでいます。この状態では他の圃場と遜色ない状態まで追い付きました。MリンPKマグも施用しているので、葉先枯れや葉折れも少なく、良い状態で肥大期まで持って来れました
この後は、玉太りと糖度などの食味、貯蔵性を比較していく予定ですが、一先ずある程度の収穫は確保でき、私も胸をなでおろした次第でした
2025.05.21|ブログ