『Mリン農法トピックス』は株式会社ミズホのオフィシャルブログです!

株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。

他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。

このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。

ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。

更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)

生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!

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「出前講習会」日本全国おでかけミズホ

暖冬で虫がヤバい

おはようございます!

年末年始休暇で、農作業にいそしんでいました。
冬に草刈り機を持ち出すなんて・・・?!
暖冬で草が沢山生えていたので、草払い機を導入してしまいました

今年はとにかく暖かい
草も生えるし、虫も大量です

アブラムシも大量に越冬しています。

 

 アブラムシは越冬成虫が春に増殖して、さらに数を増やします。
暖冬で越冬成虫が多いと、春に爆発的に増える可能性が高いのです。
何も植えていなくても、雑草に潜んでいますので要注意です。

暖かくて窒素も効き気味。
MリンPKやPフォスタの葉面散布でしっかりとリン酸を効かせて、虫が付きにくい環境を作りましょう。

リーフアップV1の葉面散布も効果的ですよ

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【キュウリ】ホウ素欠乏

おはようございます
前回のブログでもご紹介しましたが、11月の温暖な気候のせいで野菜の出荷量が増え、価格が大幅に下がっています
消費者には喜ばしい限りですが、生産者にとっては喜べない状況。
「豊作貧乏」です

しかしダイコンや白菜、キャベツなどの露地野菜と違って、ここ半月で相場が急上昇しているのがトマトやキュウリなどの果菜類
西日本の産地で10~11月にかけて大量に収穫していた分「なり疲れ」で出荷量が激減してしまったためです。

なり疲れさせずに出荷できている人は・・・今頃ウハウハですね


さて、先日キュウリでウハウハな生産者をお邪魔しました
とれ過ぎて、なんと朝の0時から収穫しているそうです
「嬉しい悲鳴」ってやつですね!

さて、そんな絶好調な状態が故に困り事が。

キュウリ、ホウ素欠乏②
キュウリ、ホウ素欠乏③
ホウ素欠乏で、芯の部分がコルク状に褐色になっています。

実がなり過ぎて、養分吸収が追い付いていないのと、根が疲れてきてることもあるのでしょう。
即効的な対策としては、ホウ素が0.5%入ったリーフアップAの葉面散布(500倍)がおすすめです。

果菜類はたくさん出荷している時ほど次のことを考えた対策が必要になります。
液肥だけでなく、ぼかし肥(MB動物有機など)で安定した栄養分を確保しましょう。
さらに、根が疲れているので、サンレッドバイオ根助を薄めで構わないのでカン水してやると、根の動きが活発になり、しっかりと養分を吸収してくれます


果菜類は、収量の波を作らないことが成功のポイントです。


ちなみに、野菜の卸価格の状況は「独立行政法人 農畜産業振興機構」が管理するサイトでも見ることができます。
「ベジ探」で検索してみてくださいね。

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枯れ葉の中の彼は

名古屋では、日中はぽかぽかの秋日和です。また、近隣の山々でも木の葉が色んできて、紅葉を楽しむ季節になってきました暑いより寒い方が好きな私は、これからの季節が楽しみです

 

さて、秋の風物詩の紅葉 読んで字の如く、葉が紅くなる現象ですが、私は原理を理解していなかったので調べてみました要約すると、以下のようになります。

①普段目に見える緑色が、寒くなってくると分解されて、隠れていた黄色が見え始める。

②落葉の準備で、葉と枝の通路が閉ざされ、切り離しにかかる。

③通路が閉ざされた状態の葉で光合成された糖は赤い色素になり、最終的には落葉する。

何気なく目にしている現象も「なぜなぜ?」と掘り下げていくと、そこには生命の妙があるのですね紅葉しない葉は普通に枯れてゆきます。そう、ちょうど下の写真のような色の枯れ葉です。

変なところにくっついてる枯れ葉ですね………ってよく見ると足みたいなのがありますね

(茶番はこれくらいにして)会社の網戸に止まっていた枯れ葉の彼は、おそらく「アケビコノハ」という蛾の成虫でしょう。アケビコノハの成虫は口が鋭くなっており、それを果実に突き刺して吸汁するため、果樹害虫として知られています

ミズホの敷地内にある柿の実でも狙いに来たのでしょうか。現代の都会では逆に目立ってしまわないかと、心配してしまいました

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台風後のイモチ病、紋枯れ病に注意!

おはようございます。
今朝は台風も過ぎ去って一段落
みなさま、大丈夫だったでしょうか?


台風が通過した後の田んぼの被害は、水没や倒伏だけではありません。
台風通過後、しばらくしてイモチ病や紋枯れ病が大発生することがありますが、この時期の対策が重要になります。

台風後に病気が発生しやすくなる理由は以下の通り。

①風で葉が傷ついて、病原菌が侵入しやすくなる。
②湿度が高く、ジメジメした環境は病原菌の繁殖が旺盛。
紋枯病
紋枯れ病

お酢やアルコール、植物エキスなどが入ったリーフアップV1:100倍液を葉面散布して、病原菌の繁殖を抑えましょう!
さらにPフォスタ:500倍液の混用で茎を固くし、病原菌の侵入を防ぎましょう!
Pフォスタは、モミの登熟を進め、増収・食味アップ効果もありますよ

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トマトのカメムシ害

今日も名古屋は朝から暑い!!
冷夏予報とはなんだったのかー!!

我が家ではエアコンのリモコンの電池が切れて熱帯夜になってました
エアコンって本体側で作動できないんですね・・・


さて、先日お客様から「どうしてこうなるの?」と質問をいただきました。トマト-カメムシ害
ミニトマトの皮が透けたようになり、その部分が柔らかくなっています。

主に考えられる原因は2つ。
①網入り果(アミ果)と呼ばれる生理障害。水分不足や高温で発生します。
②カメムシ害。カメムシに吸われた部分がこのようになります。


よーく見ると、吸われた跡がポツポツと残っているのでカメムシ害ですね。
食べられないことはないですが、日持ちがしませんし、売り物にもなりません。
リーフアップV1の葉面散布で害虫が寄りにくくなるので是非試してみてください。

ちなみにビールが飲めないワタクシにとって、冷えたトマトを丸かじりするのが最近のブームです


【お知らせ】
弊社では、8月12日~8月16日まで夏季休業となります。
その間、商品の出荷ができなくなります。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

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ジャガイモのでこぼこ。なぜ?

脱皮真っ最中の蝉がいました。

夏真っ盛りです!
農作業中の熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい

 

さて、先日、ポンっとジャガイモを渡され

『どうしてこうなった?』

デコボコになったジャガイモ

・・・と、聞かれました。

ジャガイモがデコボコになってしまう原因として挙げられるのは、

①そうか病 ・・・ でも、そうか病特有のアザがありません

②黒あざ病 ・・・ 陥没したところだけでなく、周りも黒くなるはず?あざも亀裂状のはず?だから違うのでは

③塊茎えそ病 ・・・ 陥没症状の場合、表面に1cmぐらいの黒色の穴ができて、深さ1cmくらいまで変色します
              ウィルスが原因で、アブラムシが媒介します。
             →5~6月にアブラムシが多発。状況、症状は一致

④二次成長 ・・・ 乾燥と多湿に急激に当たると、イモが二次成長をして凸ができてしまいます
             →5月の乾燥、6月の多雨というお天気から考えて、合致します

⑤皮目肥大 ・・・ 多湿になると皮目が肥大して、見た目に凹ができます
             →6月の多雨が原因と考えられます

⑥シストセンチュウ ・・・ 凸凹を作るという症状は似ていますが、センチュウは根っこにシスト(殻)をたくさん作ります。
                シストが見られないので、センチュウではないと考えられます。

 

つまり、乾燥と多湿による二次成長と皮目肥大によってデコボコが生じ、変色を伴った凹みは塊茎えそ病だと考えられます。

病気や障害はお天気と密接に関係しています

 

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