よくある質問
堆肥作りについて
<良質堆肥(完熟堆肥)>
完熟堆肥とは、堆肥原料の原型は残るが、有機物中の有害物質が、微生物により完全に分解され有効成分に転換されていると共に、放線菌と細菌が充満した堆肥のことです。
熟度が進みすぎた「土のような堆肥」では腐植質までもがほとんど分解され、放線菌も少なくなっているので良質の堆肥とは言えません。また、堆肥化の過程では発酵温度が60℃以上に上昇した堆肥が良いのですが、堆肥生産時の発酵菌としては、好気性高温発酵菌主体の「バクヤーゼ」が最も適しています。
雑菌や微生物資材の中には、堆肥化に優れているが作物に有効な働きをなしえない微生物もあります。堆肥生産とは、有機物の分解を目的に行いますが、同時に堆肥中に有効な微生物を増殖させる事でもあるのです。
<土中堆肥化>
土中堆肥化は、稲作の生ワラの分解促進(根腐れ対策)や 、前作物残渣の分解促進では、はっきりと効果が見えてきます。
また、準備した堆肥の熟度が心配な未熟堆肥を施用する時もバクヤーゼ又はバクヤーゼKで土中堆肥化する方が障害を未然に防ぐことになります。