株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
リーフレタス軟腐病
こんにちは。
週末には再び寒波が来ると予想されています
農作物の寒さ対策だけでなく、ご自身の寒さ対策も忘れないでくださいね
さて、先日お客様を訪問したおり、こんな症状に困っているというお話をいただきました。
リーフレタスの株元に近い辺りが茶色くなっています。
これは「軟腐病」といい、レタスに限らずいろんな野菜に発生する厄介な病気です。
原因は土壌中の病原菌。
これが雨などで作物に付着し、傷などから侵入します
じゃあ、なんとか退治してやろう!
と考えるのはちと早計かも
この病原菌はいろいろな土壌中に存在するものの、それほど強い細菌ではありません。
人間でいえば風邪の菌と同じです。
免疫力が弱っているときは風邪を引きやすく、健康的な生活をしていれば防げるものです。
じゃあ、野菜の免疫力が弱っているってどんな時?
ほとんどの場合がチッソが多すぎる場合。
人間でいえばメタボ状態ですね
特にレタスなんかの葉物は、チッソが多すぎると葉が薄くなって病気の侵入を簡単にします。
「じゃあチッソを減らせば?」
でもこの時期は寒さで生育が遅く、チッソも必要です。
でもリン酸を効かせることによって、作物体内でダブついたチッソをタンパク質に変化させ、
作物の葉を厚くしたり、細胞壁を硬くして病気の侵入を防ぐことができます
あと大切なのは土作り。
悪い菌がいたとしても、いい菌がそれ以上いれば悪さをしにくくなります。
いい菌を増やすためには、良質な堆肥を入れたり、バクヤーゼKでいい菌を増やしてやるのがオススメです