『Mリン農法トピックス』は株式会社ミズホのオフィシャルブログです!

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連作障害とは?(厳密に)

急に冷え込んでいます。
春と秋の気持ちいい季節が、だんだんなくなっているみたいですね。
作物への影響がないと良いのですが

 

さて、先日、元農試の先生に

『ソラマメは連作障害が出やすいのですよね』

と、お伺いしたところ、

『ソラマメは連作障害はありません。それは病気です』

との回答。

『えぇ~

だって、ソラマメは連作障害が出るから5年は同じところに植えないって言うじゃん~

・・・よくよく調べてみると、言葉の使い方が悪かったみたいです

 

厳密に『連作障害』という症状は?

一部の作物では他の植物よりも優位性を保つために、根っこから有機酸やアレロパシー物質を出します。
本来はこの有機酸やアレロパシー物質は、これを分泌する植物には無害なのですが、何年も作り続けていると土に溜まってしまって自家中毒を起こしてしまいます。
この、自家中毒を起こすことを『連作障害』と言うそうです。
自家中毒を起こしてしまう作物の代表的なものが、エンドウマメやアスパラガスです。

私たちは、同じ作物を作り続けることで発生する病気やセンチュウの害も連作障害と言っていますが、厳密にはこれらは『病気』。
正確には、連作障害ではないみたいです。
でも、作り続けることによって発生するのは同じ。
輪作を心がけ、しっかりと土作りを行って有効微生物を増やすという対策には変わりありません。

言葉というのは厳密な定義があるんだなぁ、と勉強になりました。

スイカを続けて栽培すると発生しやすくなる病気対策に、ネギを混植しているところがありました

『続けて栽培すると発生しやすくなる病気』では長いので、『連作障害』と呼ばせてほしいなぁというのが本音です

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